施工実績詳細

東京インターナショナルフラワー&ガーデンショー2010
東京インターナショナルフラワー&ガーデンショー2010

2010年3月に東京都立川市にある国立昭和記念公園で開催された『東京インターナショナルフラワー&ガーデンショー2010』CITY GARDEN部門に出展させて頂いた作品です。


【作品タイトル】
バンブー物語 『維新の庭』(The Tale of the Bamboo)

【設計コンセプト】
京都西山は今も多くの竹林が残っているなか「かぐや姫」伝説発祥の地とも云われており豊かな自然と多くの歴史的遺産に恵まれています。その竹林が奏でる静寂な空間を身近な憩いの場として表現しました。


京都の西山をイメージしたこの作品は著名な方々の厳選なる審査を経て『シティガーデン部門』にて金賞を受賞させて頂いております。

※尚、こちらの作品は京都の老舗造園会社:(株)マサミガーデンとのコラボレーション作品です。
(ガーデンショー閉幕後、植栽や使用可能な天然石などは全て別邸に再利用させて頂きました)

施工地 東京都立川市
施工面積 50平米(約15坪)
施工日数 約10日
予算帯 非公開
デザイナー 早野 恵三
カテゴリー その他
背景とコントラストを出す

遠目には判りませんが、背景に使用した“白色”パネルは近くで見ると「和紙」をイメージしたフィルムが貼られており、深い“緑”の孟宗竹と“黒色”ゲート枠をはっきりと浮かび上がらせます。
(5mも背丈がある孟宗竹を支えるにはしっかりとした支柱が必要でした、見るからに支えている感を出したく無い為に差し違いにした枠を使いました)

黒い天然石が水盤のように映し出す

本磨きをかけた黒い天然御影石を竹の間にラインとして敷き、竹を足元から映し出し奥行き感を出しています。

コーナー部にはアクセントカラーとして趣を感じる色“朱色”を使い目を楽しませています。

囲われた空間の奥に広がりを持たせる

手前、奥に目を止める厚みのあるゲート。

手前の美しい植物を下から覗き込むとそこには水盤と流れがあり音を楽しめます。

奥には数本の孟宗竹を囲う鏡が貼られており、更に奥行き感を増しています。

絶えずしっとりとさせる

孟宗竹を支えるゲートには“霧”を上部から発生させ、床面に敷き込まれた玉石を絶えずしっとりとした表情にしています。

厚みあるゲートの細部にも気を配り、板と板の間には虎竹(茶色の竹)が仕込まれています。

水盤に落ちる水の潤い

京都より取り寄せた、時を感じる古い石材と新しい石材が共に水に濡れる事で融合して行きます。


緑が風でそよぐ音、水が流れ落ちる音が静寂な雰囲気を醸し出し、自然を身近に感じる事が出来ます。

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