
建物と調和したアメリカン・カントリー
広い敷地の新興住宅地にハウスメーカー(東急ホームズ)の「ミルクリーク」と言う建物をご新築されたお客さまです。
イタリアネート様式とは、イタリアの荘園邸宅のエッセンスを持った装飾的外観なのだそうです。
建物に相当なこだわりを持たれていらっしゃったので、建物の設計コンセプトから調べ上げ、アメリカのミルクリーク地方のエクステリアを参考に設計しました。
これだけの広い敷地ですから『どう上手く活かせば良いのか?』とお悩みでした。
私も楽しくお打合せをしながら、この敷地と建物にベストな外構とは?とお客さまと一緒に悩み生み出しました。
施工地 |
埼玉県 |
施工面積 |
198平米(約60坪) |
施工日数 |
約30日 |
予算帯 |
200-300万円 |
デザイナー |
早野 恵三 |
カテゴリー |
エクステリア[新規] |
プランニング
レンガには色々と色味や質感の種類があります。
今回は薄い黄色の建物を引き立てる為に、アメリカから輸入されている玄関扉や窓枠のホワイトを基調色とし、外構は味のある表情のホワイトレンガを主体にして構成しました。
白を黒で引き締める
白レンガ角柱の間には黒のアイアン調鋳物フェンスを挟み込み、引き締める効果を出しています。
エントランスも間口を広く
ここまで間口の広い土地も珍しいので、左右いっぱいに広がりを感じるライン取りで、芝生が映えるエクステリアにしてみました。
左右の門柱にも、こだわりの真鍮製サインと照明、アンティークに仕上げた真鍮製インターフォンカバーを配してあります。
素材同士が喧嘩しない
玄関へのアプローチにはあっさりとモルタルで囲い込んだ明るい色味のタイルをこだわりのライン取りで納めてあります。
間伸びし過ぎないようにアイストップを
シャープに縦横に伸びた土間目地には、アクセントで丸くした植込みを造り植栽を配置。
秋口に敷きつめた姫コウライ芝が、春には新芽を出し、美しいエクステリアとなってくれます。
お客さまはお若いご夫婦でしたので、広い面積に張った芝のお手入れも、日々のお仕事での疲れを癒す気分転換として、お二人で楽しみながら刈り込みや水遣りをして頂けると考えてご提案させて頂きました。
まだ小さく見える樹木達も、ご夫婦と一緒に成長し、立派な樹になると信じております。
ギャラリー (各写真をクリックすると拡大してご覧いただけます)